チャコのアートギャラリー

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 お気に入りの1枚


 『時の行路』田島一 作  赤旗新聞連載小説 挿絵 中西繁 ▼自動車会社を不当に解雇された労働者たちのたたかい。3・11後の試練に立ち向かいながら、前途を切り開いていく人々を描いた続編。「時の行路」を支えた画家中西繁の挿絵原画展が、昨秋、銀座の画廊で開かれた。(この原画は兎に角ひと目で気に入り手に入れた1枚です。)▼都会のひとコマ、緑豊かな風景、野や街に咲く花々、工場やそこで働く人、そして震災の傷痕。中西さんの水彩画は色合いも温かく、自然や人間愛にあふれています。モチーフが決まってから1枚を仕上げるのに3時間。取材に駆けめぐり、筆を走らせる多忙な日々▼「寂しく悲しいときでも、絵には美しさを求めた。グロテスクな現実を、そのまま表しても心に響かない」。そう語る画家の絵には、血の通った美しさがある▼その後、名古屋、大阪でも開催された原画展。売り上げの2割は映画「時の行路」製作の支援にあてられた。(一部抜粋添付m(_ _)m)