☆ ２００２年銀座での『棄てられた街』展を皮切りに
全国１２ヶ所巡回展。
それから１６年、フイルム画の新作も加わって
先月後半、横浜赤レンガ倉庫にて大きなファイナル展が開催されました。
１号館２階の１室から３室まで、それぞれのテーマとコンセプトで
展示されていて
２４点の超大作はどれもパワー溢れる素晴らしい作品ばかりで
大変見応えのある展覧会でした。これが入場無料とは。
私は２００２年銀座で始めての展覧会『棄てられた街』の
展覧会を見たとき大変衝撃を受けたのです。
アウシュビッツ、サラエボ、チェルノブイリ、・・・私はその後大阪,奈良、
沖縄、ニューヨークへと負のテーマでもあるそれらの作品をはじめ、
『廃墟と再生』更に世界の美しい景観を描いた『Ｌand.scape』を
追いかけたのでした。
まだまだ続けて欲しいという要望も聞こえる中、
体力的にも限界、これが最後！ときっぱり話された。
ささやかな描き手の私にとっては途方もない夢を現実のものにしてしまう。
アグレッシブでパーソナブル、才能は勿論、努力を惜しまず精力的に仕事を
続けてこられた中西繁さんの画業の一区切りではないかと思います。
お疲れ様でした。また次の新たな夢に向かって・・・
また横浜市内のギャラリーパリスにて
『中西繁近作展』小品油絵も同時開催されました。
ブセナの海
尾道夕景
横浜ハーバー
南三陸
