チャコのアートギャラリー

チャコの日々のブログです

少なくなった貴重な語り部


✩ 様々なニュースの溢れたこの3月でしたが、
ひとつだけUPさせてください。
戦後70年となって、戦争の怖さを伝え語れる高齢者も少なくなって
きていますが
3月10日の東京大空襲では10万人の市民が亡くなったのです。

当時17歳の女学生だった義姉87歳(夫の姉)が当時の体験を
語った記事が3月10日の東京新聞の夕刊に大きく載りました。
ぜひ読んでください。 中日新聞の『平和の俳句川柳』の募集に
、 『 三月十日 道路に転がる 丸太ん棒 』
< 丸太ん棒は頭も手足も焼け落ちた遺体です>と書いて送ったところ、
詳しく話して欲しいと記者の方が取材にやってきたのです。

義姉曰く  「70年なんてその間になくなった人も大勢いるでしょう。
最近の新聞テレビは3月11日の震災のことばかりです。
70年経つと忘れられるのでしょう」・・・と。

 戦争の怖さを何とか少しでも語り伝えておかなくてはいけないと
いう思いが高齢になった義姉の胸の内に重たく膨らんで
いったのだと思います。今まであまり話さなかったけれど、
このように記事となって一人でも多くの人に
戦争の怖さを知ってもらえることが出来ればいいし、
また悲惨な戦争の記憶を胸の奥にしまい生きてきた義姉が
今、その重荷から少しでも開放されてくれればいいなと思っています。