チャコのアートギャラリー

チャコの日々のブログです

聞いてはいましたがやっぱりね!


  (ステンドグラスのブローチ)私の手作り。

芸術の秋、そして今日は11月3日文化の日です。


●ついに暴かれた日展『書』の審査の慣行

国内最大の公募展である日展が始まったばかりですが、
今年は例年とちょっと様子が違うようです。
この度某新聞の一面にすっぱ抜かれた記事は
私の好奇心をかきたてました。
よってそのごく一部分抜粋します。

  日展の厳しい階級社会の中では書の世界に限らず
  美術界でも大方変わらないようです。
日展入選は「出世」への第一歩、特選や
内閣総理大臣賞を受賞するたびに階段を
上がる『階級制度』が厳然として残る。
階級を上がるほど弟子が集まり、収入が増える仕組み。
書の場合、弟子が入選すると50万〜150万円を
謝礼として受け取る、入選数が少ないと弟子も
集まらず,別の会派に移ってしまうこともあるという。
有力会派に属する地方のある洋画家は審査員側近から
「出品するだけでは入選できない。審査員の絵を
買わないと。」「先生のところに行ったら手ぶら
じゃだめだよ。」と審査員から「絵を見てあげよう」
と言われた時がチャンスだという。

公募展とはいえ腕試しにと日展にいきなり出品
しても無理なシステムになっていることが納得できますね(>_<)。

小説「蒼煌」で美術界の裏側を描いた作家
黒川博行曰く「日展では芸術院会員を頂点とした
ピラミッド型の階級社会が出来上がっている。
有力会派の幹部が審査員になっているため、
出世するには日展系会派(例えば光風会、東光会、
一水会、日洋会など)に所属し、日展幹部への
ご機嫌取りが重要になる。このような内向きな
日展において素晴らしい作品は生まれにくい」
と指摘する。

 諸派の小団体に所属している私、時には
大きな会の立派な展覧会が眩しく写ったことも
度々ありました。しかし
気楽で暖かくてクリーンで余計なお金もかからない
私にはぴったりの会と FAA(富士美術協会)に
今では愛着たっぷりなのであります。
 
審査員の絵を買わなくても、手ぶらでもオーケーよ!o(^▽^)o
よろしかったら是非富士美術協会のFAA展(来年秋上野)に
ご応募ご出品を!(∩´∀`@)⊃